
ATMでの新たな決済手法、日立とビリングシステムが協業開始
ポイント
日立チャネルソリューションズとビリングシステムは協業し、ATMでのPayB収納サービスを全国の金融機関向けに展開する。これにより、利用者はATMで地方税統一QRコード付き納付書や各種料金の支払いが可能となり、金融機関の業務効率化にも寄与する。 日立チャネルソリューションズとビリングシステムは、ATMでのPayB収納サービスを全国の金融機関向けに展開することを発表した。
この「ATM PayB」は、ATMに搭載されたマルチリーダを活用し、PayBによる決済を行うサービスである。利用者は、地方税統一QRコード付き納付書や、PayB加盟店が発行するバーコード付き払込票の各種料金を、ATMで支払うことが可能となる。これにより、夜間や土日祝日など、金融機関の営業時間外でもATM稼働時間内であれば払込みが可能となり、利便性が向上する。
また、ATMから収納機関へ納付情報をデータで送信するため、金融機関は紙の納付書の取り扱いが不要となる。これにより、窓口での現金取り扱いも削減され、金融機関の業務効率化に貢献するという。
日立チャネルソリューションズが提供する「PayB接続サービス」は、ATMとPayBとのシステム接続を実現するクラウドサービスである。これにより、金融機関はPayBとの個別接続が不要となり、短期間で容易に「ATM PayB」を導入できる。
今後も日立チャネルソリューションズは、金融機関を取り巻く環境変化に対応し、デジタル技術で課題解決を図るとともに、リアルとデジタルを融合した新たな店舗形態やデータを活用した業務改革の実現に取り組んでいくとしている。
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