
サイバー防衛強化へ、BBSecのXDR技術活用「G-MDR」発表
ブロードバンドセキュリティは2月12日、XDRテクノロジーを活用したアウトソーシング型セキュリティ対策サービス「G-MDR」を発表した。このサービスにより、企業や団体はサイバー攻撃への防御を強化しつつ、専門技術者の確保や最新技術への投資負担を軽減できるとしている。
「G-MDR」は、企業が既に導入している各種セキュリティ対策を統合的に監視・相関分析することで、単体の監視では検出が困難だった脅威を早期に検知し、迅速な対応を可能にする。さらに、監視ポイントの段階的拡張による検知精度の向上や、UEBA技術を活用した内部不正の検知も実現している。
近年、日本国内の航空会社や金融機関、通信事業者が相次いでDDoS攻撃を受け、システム障害やサービス停止が発生している。これにより、公共交通機関の遅延や金融サービスの利用不能など、社会的混乱が広がった。このような状況を受け、社会インフラのサイバーセキュリティ強化の必要性が高まっている。
「G-MDR」の強みは、最新の脅威動向や高度なセキュリティ知見を持つ専門エンジニアが24時間365日体制で監視・運用を行う点にある。加えて、平時の脅威分析や有事のフォレンジック対応支援、インシデント対応人材の提供・教育など、包括的なマネージドセキュリティサービスとして提供される。
同社は、兼松エレクトロニクスやIDホールディングス、グローバルセキュリティエキスパートと協業し、より強固なサイバー防御体制の確立を目指すとしている。これにより、企業が自社内で同等のセキュリティ体制を確立することが現実的に困難な中、アウトソーシング型のセキュリティサービスとして、企業・団体のサイバー防衛体制を抜本的に強化する新たなアプローチとなるとしている。
今後も同社は、企業や団体のサイバー防衛力向上を支援し、より安全なデジタル環境の実現に貢献していくとしている。
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