
SBI VCトレード、電子決済手段等取引業者としてUSDC取扱い開始へ
ポイント
SBI VCトレードは、関東財務局長第00001号として国内で初めて「電子決済手段等取引業者」に登録された。この登録により、SBI VCトレードはUSDCの取り扱いが可能となり、デジタル経済の発展に寄与する効率的な電子決済手段の提供を目指す。 SBI VCトレードは2025年3月4日、国内で初めて「電子決済手段等取引業者」に登録されたことを発表した。この登録により、同社は米ドル連動のステーブルコイン「USDC」の取り扱いが可能となる。
2023年6月1日より施行された新たな法規制に基づき、電子決済手段を業として取り扱うためには、資金決済に関する法律・銀行法に基づく登録が必要とされている。SBI VCトレードはこの要件を満たし、国内初の登録を果たした。
この背景には、親会社であるSBIホールディングスが2023年11月に締結したCircle社との包括的業務提携がある。Circle社は世界最大規模のステーブルコイン「USDC」を発行しており、今回の登録完了により、SBI VCトレードは2025年3月12日以降に利用者限定のベータ版サービスを開始する予定である。USDCは、ドルと1:1で交換可能な信頼性の高いデジタル資産として、第三者機関による月次の証明報告が行われ透明性が確保されているという。
SBI VCトレードは、すでに暗号資産交換業および第一種金融商品取引業のライセンスを保有しており、今回の登録によって3つのライセンスを活用可能となった。この強みを活かし、新たなサービスの提供を目指す方針だ。同社は「顧客中心主義」を掲げており、顧客視点を重視したサービス展開を行うことで、デジタル経済の発展に貢献する意向だ。
添付画像一覧

×