
中国銀行、TISのサービス導入で税公金収納をデジタル化
ポイント
中国銀行は、TISの「ことら税公金簡易導入サービス」を導入し、2025年2月より「ちゅうぎんアプリ」で税公金のデジタル収納サービスを開始した。窓口業務の負荷軽減と顧客利便性の向上を図る。 中国銀行は、TISの「ことら税公金簡易導入サービス」を採用し、2025年2月より同行のスマートフォンアプリ「ちゅうぎんアプリ」で税公金のデジタル収納サービスを開始した。顧客は地方税の納付書に付与された「地方税統一QRコード」をスマートフォンで読み取るだけで、自動車税や固定資産税などの納付が可能となった。
TISの「ことら税公金簡易導入サービス」は、税公金収納に必要な二次元コード読取画面や収納画面などをSaaS型で提供する。金融機関はシステム開発や保守にかかるコストを削減できる。中国銀行は、このサービスを導入することで、独自開発に伴う時間とコストを節約し、迅速なサービス提供を実現したとしている。
これまで、中国銀行では税公金の収納業務において、窓口対応による業務負荷が課題となっていた。また、顧客にとっても、窓口での手続きは時間と手間がかかるものであった。今回のデジタル収納サービスの導入により、これらの課題が解消されることが期待されるという。
今後、TISは地方銀行を中心とした金融機関への「ことら税公金簡易導入サービス」の導入拡大を進める予定だ。また、1回あたり最大10万円までの個人宛送金が手数料無料で行える「ことら送金サービス」のSaaS型アプリサーバ機能の開発も検討している。これらの取り組みにより、エンドユーザーのニーズを反映した、より魅力的で価値のあるアプリへのアップデートを支援していくとしている。
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