
金融庁共催チャレンジ表彰式―地域金融進化と次世代人材発掘に挑む
ポイント
金融データ活用推進協会と金融庁が共催する第3回金融データ活用チャレンジが開催され、生成AIを活用した資産運用アドバイスをテーマに、全国から1,544名が参加した。 一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA)と金融庁が共催する第3回金融データ活用チャレンジの表彰式が、2025年3月7日に開催された。このコンペティションは、金融業界の魅力を発信し、人材の育成・発掘を目的としており、今回は「生成AIを活用した資産運用アドバイス」をテーマに実施された。
今回のコンペには、全国から1,544名が参加し、そのうち金融機関勤務者は601名であった。特に、地域金融機関からの参加が多く、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫を合わせて56社、289名が参加した。
表彰式では、金融庁 総合政策局長の屋敷利紀氏や、三井住友フィナンシャルグループ データマネジメント部長の青木伸夫氏などがプレゼンターを務め、優秀な成績を収めた上位入賞者が発表された。精度部門の1位は、日立建機株式会社のチーム「DX_HCM」で、清水頼人氏、前村貴嗣氏、井原海氏、倉井達也氏が受賞した。
このコンペティションは、金融機関での実務経験に近いデータを提供し、実務的・社会的に意義のある課題設定が特徴である。第3回目となる今回は、生成AIと資産運用立国という2つのキーワードを取り上げ、地域金融の進化と次世代人材の発掘に貢献することを目指した。
今後もFDUAは、金融データの活用を推進し、金融業界の発展と人材育成に寄与していくとしている。
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