
PayPay、PayPay証券の親会社に 資産運用強化へ
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PayPayは、ソフトバンクおよびLINEヤフーからPayPay証券の株式を取得し、第三者割当増資を引き受けることで、PayPay証券を連結子会社化すると発表した。これにより、PayPayの各種サービスとの連携を強化し、金融事業のさらなる拡大を目指す。 PayPayは2月10日、ソフトバンクおよびLINEヤフーからPayPay証券の株式を取得し、第三者割当増資を引き受けることで、PayPay証券を連結子会社化すると発表した。これにより、PayPayの各種サービスとの連携を強化し、金融事業のさらなる拡大を目指す。
今回の取引により、PayPayのPayPay証券に対する持株比率は35%から75.2%に上昇し、親会社となる。ソフトバンクとLINEヤフーは、引き続きPayPayの親会社として、グループ全体での金融事業の強化と企業価値の向上を図る。みずほ証券も引き続き協力し、PayPay証券の企業価値向上に努める。
PayPayは、ユーザーや加盟店向けのサービス拡充に注力し、登録ユーザー数は6,700万人、2023年度の連結決済取扱高は12.5兆円に達した。2022年10月にはPayPayカードを完全子会社化し、クレジットカードとのサービス統合を進めている。
PayPay証券は、2016年6月にスマホ証券としてサービスを開始し、2021年2月に「PayPay証券」へ商号変更した。日米の有名企業の株式や投資信託、ETFを1,000円から購入できる「PayPay証券アプリ」や、PayPayポイントで疑似運用体験ができる「ポイント運用」など、多様なサービスを提供している。
今回の連結子会社化により、PayPayはPayPay証券のサービスをさらに便利で使いやすくし、金融事業領域の拡大を目指す。みずほ証券との協業に加え、PayPayカードなどとの連携も強化し、PayPayアプリを総合金融アプリとして発展させる考えだ。
株式譲受および第三者割当増資の払込日は2025年4月1日を予定している。
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