
東京海上日動とあんしん生命、出向者による情報漏えいで謝罪
ポイント
東京海上日動火災保険と東京海上日動あんしん生命保険は、三菱UFJ銀行への出向者が顧客情報を漏えいさせた事案を公表し、謝罪した。両社は再発防止策を徹底し、信頼回復に努めるとしている。 東京海上日動火災保険と東京海上日動あんしん生命保険は2月21日、三菱UFJ銀行への出向者が顧客情報を漏えいさせた事案が発覚したと公表し、関係者に謝罪した。
両社はこれまで、複数の金融機関や代理店への出向者による情報漏えい事案を確認し、調査を進めていた。今回、新たに三菱UFJ銀行への出向者による情報漏えいが判明したため、詳細を明らかにした。
東京海上日動の出向者は、2020年4月から2024年3月の間に、三菱UFJ銀行と取引や業務上の関係がある28社の法人情報を、東京海上日動や関連会社に漏えいさせていた。漏えいした情報には、同行の連携先法人の商品・サービス名などが含まれていた。
一方、あんしん生命の出向者は、同じ期間に三菱UFJ銀行の住宅ローン契約者37,843名の取引店番や取引先番号などの情報を東京海上日動に提供していた。これらの情報は、火災保険の付保率計算に使用されたとしている。
両社は、漏えいした情報が東京海上グループ以外に流出していないことを確認している。再発防止策として、営業方針の見直しや法令遵守に関する研修の強化、情報管理体制の改善、出向者の人事評価制度の見直しなどを実施すると発表した。
今回の事案に関する問い合わせ窓口も設置されており、詳細は各社の公式サイトで案内されている。両社は、経営陣が先頭に立って再発防止策を徹底し、信頼回復に努めるとしている。
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