
ふくおかFGと静岡銀行、デジタルマーケティングで提携
ポイント
ふくおかフィナンシャルグループ傘下のiBankマーケティングと静岡銀行は、デジタル領域での新たな価値共創を目指し、iBank事業への正式参画に合意した。これにより、静岡銀行の口座保有者はスマートフォンアプリ「Wallet+」を利用できるようになり、デジタルマーケティングの高度化が期待される。 ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下のiBankマーケティングと静岡銀行は2月25日、デジタル領域での新たな価値共創を目指し、iBank事業への正式参画に合意したと発表した。これにより、静岡銀行の口座保有者はスマートフォンアプリ「Wallet+」を利用できるようになる。
「Wallet+」は、口座残高や収支明細の確認、貯蓄・送金・借入などの金融機能に加え、情報コンテンツの配信や地域のクーポン取得といった非金融機能を備えたアプリである。静岡銀行の顧客は、アプリをダウンロードし、利用銀行として「静岡銀行」を選択することで、これらのサービスを利用できるようになる予定だ。
今回の合意により、iBankマーケティングと静岡銀行は、「Wallet+」の導入に向けた共同開発を本格的に開始する。また、両社は「Wallet+」を通じて取得する非金融データと銀行の金融データを活用し、デジタルマーケティングの高度化にも取り組む。さらに、人材交流を通じて、デジタルマーケティングの企画・運営ノウハウの共有と向上を目指すとしている。
「Wallet+」の静岡銀行向けサービスは、2026年度中の開始を予定している。サービス開始時には、最新の機能が実装され、これまでにない新しい金融サービスの利用体験が提供される見込みだ。
今回の協業により、地域金融機関同士が連携し、デジタル分野でのサービス強化を図る動きが注目される。両社は、今後も協力を深め、顧客にとってより便利で価値のあるサービスを提供していく方針だ。
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