
OKI、設置場所を選ばない新型リサイクル型入出金装置「USCOSⅢ」を発売
ポイント
OKIは、流通小売店舗や交通機関、配送業界向けに、設置場所を選ばないリサイクル型入出金装置「USCOSⅢ」を発売した。従来機種よりもコンパクトで、最大4,000枚の硬貨回収が可能。保管庫や通帳プリンターなどのオプション機器により、金庫レス運用も実現する。 OKIは3月3日、流通小売店舗や交通機関、配送業界向けに、リサイクル型入出金装置「USCOSⅢ」を発売した。従来機種よりもコンパクトな設計で、バックヤード以外のサービスカウンターなど狭い場所への設置にも対応する。硬貨の回収容量は最大4,000枚まで可能で、現金管理者の作業負担軽減が期待される。
「USCOSⅢ」は、以下の特徴を持つ。
- 高いセキュリティ性:フロント扉や出金口、カセットの脱着に電磁ロック機能を搭載。指静脈認証を標準装備し、ログイン時のセキュリティを強化している。
- 大型タッチパネルディスプレイ:直感的な操作が可能で、困った時の対処方法も表示されるため、マニュアルが不要となる。
- 包装硬貨の入出金機能:引き出し式の包装硬貨保管庫を採用し、出金だけでなく入金も可能。
- オプション機器による金庫レス運用:保管庫や通帳プリンターなどのオプション機器を取り付けることで、金庫チェック作業の軽減が図れる。
近年、キャッシュレス化が進む一方で、完全なキャッシュレス化には至らず、現金の取り扱いは依然として必要とされている。また、感染症対策や人手不足対策としてセルフレジの導入が進み、店舗内のレジ数が増加。それに伴い、釣銭の準備や補充作業、閉店後の締め作業などの工数が増加するという課題があった。
OKIは、これまで培ってきた自動化技術をさらに発展させ、流通小売サービスや交通機関など、現金を扱うさまざまな業界の課題解決を支援していくとしている。
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