
中国銀行とBIPROGY、金融機関のペーパーレス化を推進する新サービスを共同開発
中国銀行とBIPROGYは、金融機関の営業店業務におけるペーパーレス化とデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、スマートワークフローサービス「GOAT-Lab」の共同開発を開始した。
「GOAT-Lab」は、金融機関の窓口や渉外先での申込書のデジタル化を促進し、受付後の事務ワークフロー化やオペレーションレスなど、一連の業務をペーパーレス化するSaaS型サービスである。 これにより、職員がどこでも業務を行える柔軟な働き方や、店舗の軽量化を実現することを目指している。
背景として、金融機関では利用者のサービス品質向上やコスト削減の観点から、主要業務のペーパーレス化や事務作業の効率化が進められている。 しかし、業務量が少なく種類の多い低頻度取引業務では、紙の申込書を用いたオペレーションや検印処理など、完全なデジタル化が実現できていない業務が多く残っている。
また、生産年齢人口の減少による人手不足や非対面取引の拡大、来店客数の減少といった事業環境の変化が予測される中、働きやすい職場づくりや店舗運営体制の見直しが求められている。
「GOAT-Lab」は、ノーコードで申込書をデジタル化し、金融機関における利用者からの申込書の受付や検印に関する業務のDXを支援する機能をSaaS型サービスで提供する。 受付内容はすべてデジタルデータとして処理・保管され、オペレーションレスで勘定系処理まで完結することが可能となる。 これにより、業務効率化や生産性向上に加え、本部組織での集中検印やテレワーク勤務者のリモート検印といった柔軟な働き方が可能となり、職員が働きやすい職場や店舗の軽量化を支援する。
BIPROGYは、今回の協業を通じて「GOAT-Lab」の開発と展開を進め、中国銀行をはじめとする金融機関の業務改革を支援する。将来的には、サービスの機能拡張を視野に入れつつ、働きやすい職場づくりを支援していく方針だ。
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