
JCB、「Oki Doki」を『J-POINT』へ刷新 2026年1月始動、総額6億ポイント還元
JCBは16日、会員向けポイントプログラム「Oki Dokiポイント」を2026年1月に全面リニューアルし、新ブランド「J-POINT」として提供を始めると発表した。1981年のポイント制度創設以来最大規模の刷新で、「もっと貯めやすく、もっと使いやすく」を掲げる。
新制度ではカード利用200円ごとに1ポイントを付与する。1回の決済が200円未満でも月間利用総額で計算されるため、コンビニや自販機など少額決済の取りこぼしがなくなる。現在保有しているOki Dokiポイントは2026年1月時点で5倍に換算し自動移行される仕組みだ。
還元強化策として、年間利用額50万円ごとに翌月ボーナスポイントを進呈する「J-POINTボーナス」も導入する。ゴールド会員を例にすると高額利用者ほど還元率が高まる設計で、ロイヤルカスタマーの囲い込みを狙う。
貯めたポイントはコード決済サービス「MyJCB Pay」で1ポイント=1円として直接支払いに充当できる。対応するSmart Code加盟店は160万カ所超(2025年3月末時点)に上り、リアルとオンライン双方で即時消費が可能だ。また、登録だけで常時ポイント倍率が上がる「J-POINTパートナー」や、サイト経由でネット購入がお得になる「J-POINTモール」を展開し、特定店舗では最大20倍の高倍率が適用される見通しである。
リニューアルを記念し、総額6億ポイントを還元する大型キャンペーンを実施する。2025年6月16日から12月15日までの6カ月間、キャンペーン登録のうえ月間利用額10万円を1口として参加すると、毎月1億ポイントを口数で山分けできる。最大50口までカウントされ、進呈はJ-POINT開始後の2026年2月下旬を予定する。
キャッシュレス決済が多様化し、Payサービスや他社ポイントが乱立する中、クレジットカード会社は利便性と還元率で差別化を図っている。JCBは「J」の冠を掲げた新ブランドで若年層の小口決済を取り込み、日常利用シーンでの競争力強化を目指すとしている。
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